M&Aを進めていく上で、譲渡希望オーナー社長が最も関心のある部分は、「いくらで」「誰に」「いつ頃」という項目になります。
弊社では、初期段階でお預かりした資料をもとに、
上記の3つの項目を取りまとめた提案書を作成します。
この段階まで費用は一切かかりません。
1.の提案書の提示後に、候補先への打診を開始したいという場合には、業務着手金として一定額を御請求させていただいております。
着手金を受領する理由としては、
・・等の理由によるものです。
そして、この着手金の支払を起点に、候補先探しが開始され、個別の案件として協議を進めていくこととなります。
なお、ケースによっては、税理士や弁護士等にも専門的な助言を求めることで、円滑にM&A業務を進めています。
譲受側より「意向表明書」が提出されると、条件面を整理して「基本合意契約」に移行します。
この基本合意契約書では、
・・等について取り決めを行います。
「基本合意契約」の効果としては、
・・等が挙げられます。
ここまでに譲渡希望法人が必要になる費用として、
弊社へは、
専門機関へは
・・等の費用がかかります。
通常、上記の❶~❹までの費用合計額は200~300万円となっています。
人が手術をする際に事前に問診、検査をするのと同じですので、これらの費用が無料の場合は、大手であれブティックであれ、新米アドバイザーの実験台となっている可能性がありますのでご注意ください。
「基本合意契約」後には、譲渡希望側より「買収監査」が行われます。
「買収監査」の主な内容としては、
・・等があります。
そして、「買収監査」実施後の報告書を参考に、条件面の最終調整が行われます。
最終日には「最終合意契約」とともに一般事業会社の場合、「株主名簿の書き換え」と「代金の決済」が行われます。
また、重要物品として
・・等の引き渡しが行われます。
また、「最終合意契約」は多くの場合で「契約調印式」の形を取っており、ここでは「式次第」に沿って進行し、「譲渡オーナーの想い」や「譲受法人代表の決意」なども述べていただき、最後に記念撮影などを行っています。
なお、弊社への成功報酬の支払いも最終合意契約時に行われています。
「最終合意契約」が締結され、譲渡代金が決済されると「従業員への開示」を行うこととなります。
今後力を合わせていく仲間と初めて向き合うことになりますが、M&Aを知らされる従業員にとっては、晴天の霹靂のような状態になります。
そこで、この場では「将来の展望」や「処遇が当面の間一切変わらない」こと等を「旧オーナとともに」伝えていただくことで、動揺を抑えることができます。
なお、最終合意契約が締結され、譲渡側の従業員への情報開示がなされたあとは、概ね1ヶ月以内に、譲受側経営幹部と譲渡側職員で懇親会を実施することがあります。
この懇親会では、出席者の担当業務や個人の特技・趣味などを発表していただいており、今後に向けた結束の場ともなっています。
私共M&Aアドバイザーはこの日をゴールと位置づけて、引き算で日々業務活動を行っています。
外部への開示については、経営統合等に関するハガキの準備・発送などを勧めていくことになります。